1854年4月、ビネ・ラザール夫妻が柔らかくふんわりとした食感と、アーモンドの繊細な香りが特徴のマカロンを完成させました。このマカロンは単なるビスケットを超える発見で、フランス・ブレ市の象徴的な名物となりました。「MACARON DE BOULAY(マカロン・ド・ブレ)」の製法の秘密は世代を超えて受け継がれ、1963年にアレクサンドル家へ継承されました。
現在も当初のレシピに基づき、新鮮なアーモンド、砂糖、卵白を厳選して手作りされ、保存料や着色料は一切使用していません。赤い伝統的な箱に入ったマカロンは日持ちがよく、柔らかさを保ちます。
ド・ゴール将軍やジョージ6世、ヴィルヘルム2世、作家アンドレ・モローら多くの著名人もこのマカロンの味を愛し、高く評価しています。世界中に輸出され、日本やアメリカ、オーストラリア、イスラエル、カナダなどでも知られており、ロレーヌ地方を訪れる美食家にとって欠かせない名品となっています。ブレイ市では、祝祭やパーティーに必ずこの伝統あるマカロンが欠かせない存在です。